いまさら聞けない保険の話

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いまさら聞けない保険の話

 

外資系金融の営業の経験がある「日本一優しい保険営業マン」から見た生命保険の実態といまさら聞けない保険の話をしていきますね。

みなさんは、今何かしらの保険に入っていると思います。

『なぜ、その保険に入ったのですか?』

これ意外と言葉が詰まる人が多いです。もちろん必要だったから入ったのでしょうから理由はあるはずですよね。

実は、私も保険の営業を始める前は「なんとなく」入っていました。それもいきなり現れた膝上丈のスカートのいわゆる生保レディから保険に入ってしまいました。

『もういい歳だし、保険の一つくらい入っていなかったら大変なことになりますよ!30代なんてみんな入っているんだし、月に1万くらいなら払えるでしょ?』

こんな感じだったでしょうか。

まあよく聞くセールストークじゃないですか?みなさんも経験あると思います。

なぜかわからないけど『不安』にさせられて決められてしまったプランに入らされる。プランの説明もよくわからない単語がめちゃくちゃ出てくるから、話の途中で聞くのを諦める始末。

今考えると恐ろしい。

そしてこんなオチが待っている。

『どんな保険に入ってるの?』と聞かれた時に、応えられない。最悪です。

こんな事態を防ぐために、保険をちょっと勉強していきましょう!

人生は引き算?足し算?どっち?あなたはたった32,850日の人生。

生命保険ってなんだ?

生命保険に加入している人は、男性は81.1%、女性は82.9%。すごく多いですよね。ほとんどの人が何かしらの保険に入っているんです。

たった3つだけ覚えれば大丈夫

生命保険といっても大きく3つに分けられています。

  1. 定期保険
  2. 養老保険
  3. 終身保険

もうすでに知らない言葉が出てきましたよね。では一つずつ見ていきましょう。

定期保険

定期保険は、一定の期間の死亡保障の確保を目的とした生命保険。決められた期間に死亡か死亡同等の状態(高度障害状態:両目、両足、両腕いずれかが失った状態)に該当すると、決められた保険金が原則一時金で貰えます。

定期なので、決められた期間外では、何も受け取れずに終わってしまう【掛け捨て】の保険です。

上の画像のように、30歳から40歳までの間に万が一のことがあれば、2000万円を受け取ることができます。しかし、40歳を超えた場合は【更新】が必要になります。その場合は30歳の時に加入した時の、毎月の保険料(払う金額)よりも上がってしまいます。更新のたびに保険料が上がっていくイメージです。

なぜ上がってしまうのか

30歳の人と40歳の人を比べると、死亡する確率が高いのは40歳の人ですよね。死亡リスクが高いと保険会社的には、支払う確率も高くなるので毎月払う金額を上げざるを得なくなります。

嫌な言い方をすると「保険入れてあげるから高くするね」

なんか納得できない感じになってきましたね。でもメリットがあります。

定期保険のメリット

ずばり「安い」。決められた期間において、支払った金額が戻ってこない掛け捨てであるため、月々の金額が安くなってきます。


日本国内の保険会社で売られている保険のほとんどがこの定期保険です。入った時の金額が安いため安心してしまい、更新のたびに保険料がどんどん増えていく特性があるため、高齢になった時に払えなくなってしまうのが、大体の結末です。

とはいえ決して悪い保険ではないです。万が一の時があれば安い保険料で大きな保障を得られるのですから。

養老保険

養老保険(老いを養う)は、貯蓄と保障の両方を備えた生命保険です。どういうこと?

保険期間の死亡保険金と何事もなく満期を迎えた時の満期保険金が同じ金額という特徴。

30歳の人が500万円の養老保険(50歳満期)に入っている場合は、40歳で死亡しても500万円の保険金を受け取ることができ、無事に50歳まで生きていた時にも500万円を受け取ることが出来ます。

養老保険のメリット

「何年後にいくら欲しい」という貯蓄の目標があって、同時に保障も欲しいという人にはオススメの保険です。定期保険と違って必ずお金がもらえるため計画的な貯蓄のために入る人が多いですね。

ここまで見ていると、めちゃくちゃいいですよね。だって払った分返ってくんですから。

デメリット

保険料は高いです。短期・中期的に貯蓄をしていくため、保険金の金額によって月々の支払う保険料が決まってきます。ただ貯蓄を目的とするので金額は高くなっても納得出来るでしょう。

ただ、月々の金額が高いため途中で解約すると保障そのものが無くなってしまうので注意が必要です。

終身保険

終身保険は、一生涯、身が終わるまで保障が続く生命保険です。そのため途中で解約さえしなければいつか必ず保険金が支払われるという特徴を持っています。毎月の支払いを続けることで解約するときにお金が返ってくる解約返戻金が年々積み上がっていきますので、貯蓄性も兼ね備えた保険です。

そのため、保障が必要な間はそのまま保障を活かしつつ、不要になればいつでも解約し返戻金を受け取ることが出来ます。

オススメの終身保険

終身保険の中でオススメのなのが、低解約返戻金型終身保険。また難しいの出てきた、と思いましたよね。

一定期間内で解約した場合、解約返戻金額が通常の終身保険より抑えられているため、その分の保険料が安くなっています。簡単にいうと、早く解約してしまうと損をしてしまう終身保険です。

しかし、その一定期間を過ぎると、通常の終身保険よりも支払った保険料に対して受け取る解約返戻金額が多くなるため人気があります。

30歳で終身保険1000万円の保障で加入し、60歳まで毎月保険料を払っていきます。60歳以降は、支払いをしなくても良いため一生涯の保障を手にしたことになります。

先ほどの低解約返戻金型だと60歳の時に解約返戻金(赤線)がドーンと跳ね上がる性質があるため、解約をした時に支払った金額よりも多く受け取ることが出来ます。


もう保険に詳しい人

この3つの種類の保険を覚えればもう保険に詳しい人ですね。いま自分が入っている保険がどの保険に該当するか見てみてくださいね。そして今の自分に合っているのか考えてみてください。



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